この事業を興すきっかけとなったのは、プロボクサーであり国会議員でもある、友人のマニー・パッキャオ氏の人生観に深い感銘を受けた事に始まります。

　マニー・パッキャオ氏は貧しい村に生まれながら、拳一つで世界一まで上り詰めました。そしてそのファイトマネーをフィリピンの発展の為に惜しみなく寄付し、多くの病院や学校の設立などに貢献してきました。それはフィリピンの方々にとってヒーローそのものです。その姿に感銘を受け、私も何か少しでも協力したいとの思いからこの団体を設立する事といたしました。世界が大きな転換期に入り、これまでの常識や生活様式が数多くの分野で変わり始めました。この転換期において、新しく始まる世界に挑戦していく決意でございます。

　私たちが取り組む事業は、人口減少が激しい日本と人口増加が続くフィリピンとの間で『人材』について研鑽を積み、日本が明治維新以降培ってきた技術やサービス、日本人の規則正しいビジネス習慣を今後発展が見込まれるフィリピンの方々に受け伝え、フィリピンの更なる経済発展に役立てていただけるよう努めていく所存でございます。この事業が日本とフィリピンの友好の架け橋の一助となれば幸いです。

　今後、日本とフィリピンの経済の発展と多様化する労働市場に貢献する団体を目指してまいります。皆様方のご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 日比友好人材育成支援振興会
代表理事　伊藤 裕之

　当法人（以降、JPフェスパ）は、日本でエッセンシャルワーカーとして就労・生活するフィリピン人の支援と友好を目的としております。そのため、フィリピン人が日本で就労・生活する上で必要となる『環境、教育、衣食住、仕事、情報』について様々な方法で支援し、日本に滞在中は安心して暮らせるための活動を日比友好を目的に推進して参ります。

　日本は少子高齢化が進み、日本人だけではこれまでのような社会活動を続ける事が困難になってきており、外国人労働者の方達に協力して頂き『新しい社会環境の整備』を図っていかなければならない時代が来ています。JPフェスパは、フィリピンの方々が来日した際に、日々安心して暮らせることをモットーとし、その環境づくりのために尽力を注いでいく次第でございます。

当法人は、活動理念に基づき、日本・フィリピンの関連団体・自治体・行政とのパートナーシップを深め、様々な支援活動を通じて、SDGsの達成に貢献したいと考えています。