ACTIVITY 事業内容

高度人材育成支援

高度人材の育成と帰国後の活動を支援し、日比両国の経済貢献に努めます。

 

2017年に技能実習制度の職種に自動車整備業が追加されました。それに伴い、フィリピンから自動車整備技術の習得を求め、多くのフィリピン人が日本に来日しています。しかし、自動車整備業は自動車に関する知識や経験を積み重ねないと簡単にできる職種ではなく、自動車整備工として活躍するためには相当な時間と経験を必要とします。また、民間の自動車整備工場には外国人を教育できる環境も少なく、言葉の面で、自動車部品・工具の名称やその使用方法、板金や塗装など、多種に渡る工場内での教育は困難を極め、結果、工場の作業効率の低下にも繋がり兼ねません。

JPフェスパでは、フィリピン現地に自動車およびその他車両(重機含む)の整備を専門に研修を行った上で技能実習生として日本に送り、自動車整備技術を向上させて、実習終了後フィリピンにおいて、自動車整備工として就業を斡旋します。フィリピンでの自動車及び車両に関する知識を学習する際には、現在開発を進めている『カルテック1(自動車整備専門アプリ)』を利用して研修を行います。更に日本語の教育をN4レベル以上まで習得した上で日本へ出国いたします。企業に配属されて即戦力になる事を目標に、責任を持って教育に力を入れていきます。

フィリピンは今、大きな経済発展の時期を迎えており、自動車業界もこれからのフィリピン経済発展の大きな柱になっていくことが予想されます。それに伴い自動車の登録台数も増加していくと考えられますが、交通事故数も増加していく恐れがあり、その原因の一つとして自動車整備不良が原因の事故の増加が考えられます。フィリピンには日本の様な車検制度がなく、自動車整備に関する技術が日本に比べ遅れており、車両登録台数の増加は交通事故増加に直接繋がる事が予想されます。

今後のフィリピン経済発展の為には、自動車整備に関する本格的な知識を持った人材の育成は必要不可欠な課題であり、早急に解決していかなくてはなりません。JPフェスパでは、フィリピンに車両整備専門学校の設立を提案することも視野に入れています。